愧為読書誤一生

ブログという名の読書ノート

2018-06-16から1日間の記事一覧

内田百閒「東京日記」

23章の幻想的な短文で構成された小説である。すべて東京を舞台にしており、日記の形式で書かれているが、各章は実質独立しており、関連していない。 地震によって揺れたお濠からは、牛よりでかい鰻が這い出して線路を数寄屋橋の方に伝う。とんかつ屋で食事を…