愧為読書誤一生

ブログという名の読書ノート

2018-06-25から1日間の記事一覧

三島由紀夫「金閣寺」

1950年7月2日、青年僧の放火によって金閣寺が焼失した。大谷大学の学生であった吃音症の犯人は、「世間を騒がせたかった」「社会への復讐のため」と動機を語った。三島由紀夫の「金閣寺」はこの事件をモデルとしている。 独白体で綴られたこの小説は、吃音症…