愧為読書誤一生

ブログという名の読書ノート

2018-07-09から1日間の記事一覧

三島由紀夫「仮面の告白」

小説の書き手である主人公が、幼少期から青年に至るまでの性遍歴を回顧する形で語られていく。 病弱な身体に生まれた<私>は、肉体労働に励む男たちに憧れにも似た倒錯した欲望を感じる。日焼けした筋骨隆々の肉体に深い憧憬を抱きながら、その身体に槍やナイ…