愧為読書誤一生

ブログという名の読書ノート

ジャン・ジュネ

ジャン・ジュネ「泥棒日記」

三島由紀夫は評論「ジャン・ジュネ」でこのように書いている。 『サルトルが、ジュネは悪について書いたのではなく、悪として書いた、と言っているのは正しい。』 ジュネはパリで娼婦の腹から生まれた。父親はわからず、母親からも生後七カ月で捨てられた。…