愧為読書誤一生

ブログという名の読書ノート

会田雄次

会田雄次「アーロン収容所」

ルネサンス史を専門とする学者である著者は、終戦直後から一年九カ月の間、ビルマにおいて英軍の捕虜生活を送った。そこでの強制労働の日々とイギリス人に対する憎悪、現地のビルマ人やインド兵との交流が記されている。 不潔な環境と重労働はもちろんだが、…